恋する剣士

永倉、藤堂が隊士募集を終え、江戸から帰った

新入の伊東甲子太郎が参謀に抜擢された
新選組の内部が荒れていた

人が増え、屯所が手狭になった
何より、揉め事が絶えなかった

組み換えや部屋替えを繰り返し行った


まとまりを欠く隊士らを見ては、山南がため息


「大きくなる必要… あったのかなぁ…」





紅葉が満開を迎えた







将軍警護に近藤、土方、永倉組、原田組が出陣した


4人の視界に、昴
そして、その隣に明



4人の視線など気にもとめない

その日の仕事は明が、重役なのだと知らしめいるようだった




見廻組所属の佐々木も遠目に明を見ては
新選組へ
どうなっているのか?という視線を送る