恋する剣士

将軍警護の際、昴を見かけた

「ったく、天子様や将軍
手の届かねえ人にくっついてられちゃ
明の事を聞くに聞けねぇな…」


土方が、ため息を漏らす


「明は、元気にしているだろうか…」


昴の地位より、兎に角
明が酷い仕打ちにあっていないか

近藤は、気になって仕方がなかった


それ故に



「あの!!」


近藤は、昴に声を掛けた


近くで土方が頬を引き攣らせる


ーーー嘘だろ… 

容保にあれだけ止められていたのに
事もあろうか、新選組の局長となれば
明へのあたりが心配だ