「あのさ、急に来て試合っつっても無理だぞ?
まず、名を名乗ったり、色々あんだろう?
道場破りじゃあるまいし」
「試合したい」
「なんで?」
永倉が知る限り、明は道場で1番強かった
だが、勝ち負けにこだわることがなく
自分から、試合をしたいと言っているのを見たことがなかった
「さぁ?」
ーーーさぁ? って… おい!
明をジッと見る
そして、困る
「なんだ!新八もダメじゃないか!!
なぁ!アキラ!俺と試合しようか!?」
藤堂が、ニカッと笑いながら永倉の反対側、明の横に座る
「アンタ、1番強いの?」
「え!? 1番… では…」
藤堂も困る
スッと立ち、明が土方の前に行き、見下ろす
「ねぇ?アンタの?」
明の指が土方の上、天井に向けられた
「何の事だ?」
とぼける土方に、明が目を合わせる
「嘘、下手だね」
天井に向けられた指を土方の眉間にやり
「わかりやすいから、気をつけてね」
ニヤッと笑い
踵を返す
「もういいよ さよなら」
明が入口付近まで行くと永倉は、焦って声を掛ける
「待てよ!今、どこにいる?
こうして再会したのも何かの縁だ!教えてくれよ!」
明が小さい息を吐いた
永倉は、次の言葉が予想出来た
「「面倒くさい」」
まず、名を名乗ったり、色々あんだろう?
道場破りじゃあるまいし」
「試合したい」
「なんで?」
永倉が知る限り、明は道場で1番強かった
だが、勝ち負けにこだわることがなく
自分から、試合をしたいと言っているのを見たことがなかった
「さぁ?」
ーーーさぁ? って… おい!
明をジッと見る
そして、困る
「なんだ!新八もダメじゃないか!!
なぁ!アキラ!俺と試合しようか!?」
藤堂が、ニカッと笑いながら永倉の反対側、明の横に座る
「アンタ、1番強いの?」
「え!? 1番… では…」
藤堂も困る
スッと立ち、明が土方の前に行き、見下ろす
「ねぇ?アンタの?」
明の指が土方の上、天井に向けられた
「何の事だ?」
とぼける土方に、明が目を合わせる
「嘘、下手だね」
天井に向けられた指を土方の眉間にやり
「わかりやすいから、気をつけてね」
ニヤッと笑い
踵を返す
「もういいよ さよなら」
明が入口付近まで行くと永倉は、焦って声を掛ける
「待てよ!今、どこにいる?
こうして再会したのも何かの縁だ!教えてくれよ!」
明が小さい息を吐いた
永倉は、次の言葉が予想出来た
「「面倒くさい」」


