「歳!!」


詰め寄ろうとする近藤に、ニヤリ



「そもそも、アイツは長州に言われてここに来た
長州からすりゃ、アイツは仲間だろう
拷問は、ない!」




きっぱりと言い切る
そして



「アイツがこういった事態を想定せずに動くとは
俺には、思えねぇ
こっちから下手に動くとそれこそ、拷問受けかねん
アイツなら… 俺達を使うことを考えてる
逃げるにも、叩くにも… 必ず、新選組を使う!!
山崎、忍び込むのは、駄目だ
だが、連絡が取れるように屋敷を見張れ」


「わかりました」




呆気にとられた佐々木が
「大した自信だが… 根拠は…」


「ありません!勘ですよ!」



さも当たり前に言ってのける


だが、そんな土方に皆が余裕を見せ始めた



「お主らに任せる」



佐々木が立ち上がり



「無事、戻った暁には… 宴に呼んでくれ
奴らも… いたら誘ってやれ」



「はい」