恋する剣士

慶喜が侍女達に明の世話を頼むが
揃って拒否した


「ほら、嫌がっているのですから」

「しかし!」

「いいから!大丈夫!!」



人払いをし、慶喜と2人

「すまない」

「こういうの慣れてる」

「…なんでも、慣れてるのだな」

「何でもは、大袈裟です」

「何か、望みはないか?」

「……花見 梅が咲いてますから、花見しましょ!?」

「花見か…そうだな!」

「新選組や容保も呼んで欲しいな?」

「無礼講とはいかんが、良かろう」

「本当!? 楽しみ!」



明が微笑む姿に慶喜が釘付けになる