どんなに土方が苛立っても
明の心は、乱れなかった


「ウジウジしてない、大丈夫!
元々、こうだから新八君に聞いたら?」


「俺達が知ってるお前は、よく笑ってた」


「はぁ 面倒くさい
無理して笑えってこと?」


「そうじゃなくて!!」


「大丈夫… 大丈夫だよ…」



俯く明の横で慶喜が首を振る
もう、何も言うなと





「今は、必死に辛さをこらえているのであろう
しかし、新選組とアキラが仲良くしていたとはな」


「あははっ…」


桂や高杉の事は言える雰囲気ではなかった