すぐに婚礼の運びとなるとはずが

「結婚は、春
暖かくなってからだ」

慶喜が、明をチラリと見る


「良いか?」

「仰せのままに」



こうして、明のお披露目をしたものの



翌日には、男装で将軍警護に加わる明の姿がある


慶喜の許嫁となったことは、周知のこと
困惑する廻りを他所に
明と昴は、将軍の輿を護る




同行している新選組の幹部らも
首を傾げる





昴が新選組へ視線をやる

気づいた土方が、反応する


襲撃




土方の様子から、幹部らも異変を察知




どこに隠れていたのか不思議になる
数十名の覆面が輿をめがけて襲ってくる