あたしは、信じられなかった。


まさか、先生が人の彼氏に手を出すなんて思ってもいなかったから……


「…ごめん…。そうだよな?奈菜の言う通りだな。」

「…あたし、その先生のこと信じられないから一切連絡とらないで。」


そう言ってあたしは、台所に向かった。




先生まで奪うつもり?


絶対渡さないんだから……








「…なぁ。」


あたしが食器を洗っていると後ろから先生の声がした。。


「何…?」


あたしは一旦水を止めて先生の方へ顔を向けた。


「…抱き締めていい?」


……なっ……


「えっ……?どうして?」

「奈菜が足りないから…」

グイッ


何も言ってないのに…


抱き締めないでよ……






「奈菜…好きだ。」


「うん。」


チュッ


二人は、抱き合いながら夢中でキスをした―……


唇がはれるほど…