玲太が司を見ると、司はフッと笑った。
「言い争ってるとこ悪いけど、この子借りてくね」
そして、言葉を発したのは司ではなく津山先生。
突然現れたかと思えば、先生が私の腕を引いた。
「委員会終わりでしょ?気をつけて帰れよ」
そう2人に言い残して、やってきたのはいつもの準備室。
「先生…」
「なに変な虫つけてんの」
「…友達だよ」
「そう、良かったね。2人もできて。それも両方とも男」
こんな風に嫌味っぽく言ってくる先生を、可愛いなって思う。
「…嫉妬?」
「違う」
「ヤキモチやいてるんだ」
「ちげーよ」
「先生…」
「あー、そうだよ、悪いかよ。」
認めた先生が、また可愛くて笑みがこぼれた。
笑えば、睨まれたんだけどね。

