「えっと…昨日から王子…いま、春翔様のメイドの柏木聖南、です」


「まさか高校生がもう1人…しかも春翔の専属だなんてな」


「私も…まさか、年下がいるなんて」


「ま、あんたよりは俺の方が使えるけどな。んじゃ俺はおじょーさまを起こさなきゃいけなんで」


「あ!私もだ!!忘れてた!!」



王子を起こさなきゃいけないんだった!!


早く部屋に…部屋…あれ?



「あのう…」


「はぁ…春翔の部屋はあんたの部屋の隣!!あそこにドアあんだろ!!」


「ご、ごめん…」



随分生意気だし、クールだなこの子…


とりあえず、王子を起こしに行かなきゃ。