「改めまして、俺はC組の月城春樹。今日からよろしくね、聖南ちゃん」


「か、柏木聖南…です…」



言われてみれば、苗字が同じだった。


弥栄から聞いた話の “ 月城春翔 ” に、この家の主である社長の “ 月城春樹 ” さん。


二人とも苗字は月城。


こんな珍しい苗字なのになんで気づかなかったの私は…!!

何も考えずにサインをしたつい数分前の自分を殴りたい。



「聖南ちゃんの部屋は隣だから、案内するね?」



私が…メイド…?



っていうか!!!




王子と同居!?