「春翔に私をフッたこと後悔させるから。あ、でもアンタが油断してたらいつでも横からかっさらうからね?」




「なっ…!!」




「春翔のことを狙っている女なんて私だけじゃないから。忘れないでね。

そもそもこの年でスッピンとかありえないし。髪もほぼノーセットでしょ?仮にも月城春翔の婚約者の自覚あるの?」




マシンガンのようにディスられて心折れそうだ。




まあ全部否定できないんですけどね。




「自分磨きでもしな。春翔を取られたくなければね」




茉希ちゃんは私を見て鼻で笑った。


確かに私は外見には一切と言えるほど気を使ってないけども。



いざほかの人に言われると刺さるものがあるなぁ…




まあ、春翔と並んで歩いてるのを尊像すると結構…いや、かなり差がある。




「ちょっと…頑張ってみようかな」