『まあそこは大目に見てあげるけど、で?そのあとあんたと王子は?え?』





う…怒ってるよ!





「え、えーっと」



『まさかあのままずーっと部屋に閉じこもってましたとか言わないよねぇ?』




ギクッ



怖いよこの子、全部バレてる!




「その通りですごめんなさい」




『…やっぱりね。聖南のことなんてお見通しだよ。何年の付き合いだと思ってんの』




幼なじみってすごい…





「なんか、変に気まずくて…」





『は?それ聖南の都合でしょ?何?王子に婚約者がいてショックだった?いやそれは聖南が王子のこと好きで茉希に嫉妬したからでしょ?そんなの王子知らないでしょ?』





マシンガンのように責め立てられ、その言葉が全部心に突き刺さった。