「はぁー今日全然、男おらんやん」
と、茜はつぶやき、タバコに火を付け、スマホのLINEを見ていた
「彼女ッ!俺らと遊ばん?」
茜は声のする方に顔を上げると、いかにも遊び人という感じの男が2人いた
「...うぜぇ」
と、茜は小さく舌打ちをして男達を、無視した
それにキレた男が、茜に突っかかって来た
「ええ加減にせぇよ!ゴラァ!」
その時、茜の前に1人の男が助けに入った
「お前らこそ、ええ加減にせぇよ」
茜の前に入った男を見て、茜にキレていた男達は、
その男を見て、一瞬で血の気が引いた
「ゆ、雪也さんの女やったんスか!!
すんませんした!」
男達は、この雪也というのに頭が上がらないらしい。男達はそそくさと逃げて行った
「大丈夫?怖かったやろ?ごめんね」
雪也という男はお礼をしたいからと、茜を近くの居酒屋に連れて行く事にした
「へぇ家出...茜ちゃん親と、ケンカして」
雪也は、茜から大体の事情を聞きビールに口を付けた
「うん...」
雪也は、茜の顔に触れると、そっと唇に自分の唇を重ねた
「お前の華を咲かせたる」
「うん...」