全身ほぼ黒のコーデに、無造作な髪型。

雨予報だったからか、コンビニで買ったであろう値段がついたまんまのビニール傘





駅員さんはあたしが乗る車両の隣から乗り込んだ

あたしは乗ってすぐの端っこのところに立つ

ざわざわざわと
心が落ち着かない




恐る恐る、駅員さんが乗った方を見れば






「 っ、、、」



隣に乗ったはずなのに、駅員さんはあたしの方に向かってきてあたしから見て斜め前の左に立った



やば、、、これは現実?

プライベートでこんなふうに偶然会ったことがなかったから免疫がなくてとりあえず頭が混乱



今日ほど、自分の最寄りが終点じゃないことを憎んだ