食事を終え、自分の部屋に戻ってソファに寝そべる。クッションを抱えてぼんやり音を流してるだけのテレビを見つめ。
凪といた時はよくリビングで寛いで、そうしてた。
次の日のお弁当の下準備だとかで凪はいつもキッチンに籠ってたけど、少し経てば黙って飲み物を入れてくれて。あんまりテレビに夢中になってると、お風呂が沸いてるってわざわざ言いに来て、早く寝ろって無言の圧力かけられたっけ。
今思うと自覚してなかったけど、かなり甘やかされてたなって。
凪に世話を焼いて欲しくて、わざと子供じみて見せてたのかも。
今度はしっかり自立したところを見せなくちゃ。
今までしてもらってたことを、わたしが凪にしてあげられるように。
今までしてもらった分ちゃんと返せるように。
凪の誕生日に誓って。三年後のわたしを特大のプレゼントにするわ。
目を瞑り、きゅっと強くクッションを抱き締め、呟く。
「・・・29歳の誕生日おめでとう。凪」
せめて。直接伝えたかった。
でも凪は分かってくれてる。
想いは届いてる。
それだけの絆で繋がってるって信じ合えてるから。
離れてても・・・きっと。
凪といた時はよくリビングで寛いで、そうしてた。
次の日のお弁当の下準備だとかで凪はいつもキッチンに籠ってたけど、少し経てば黙って飲み物を入れてくれて。あんまりテレビに夢中になってると、お風呂が沸いてるってわざわざ言いに来て、早く寝ろって無言の圧力かけられたっけ。
今思うと自覚してなかったけど、かなり甘やかされてたなって。
凪に世話を焼いて欲しくて、わざと子供じみて見せてたのかも。
今度はしっかり自立したところを見せなくちゃ。
今までしてもらってたことを、わたしが凪にしてあげられるように。
今までしてもらった分ちゃんと返せるように。
凪の誕生日に誓って。三年後のわたしを特大のプレゼントにするわ。
目を瞑り、きゅっと強くクッションを抱き締め、呟く。
「・・・29歳の誕生日おめでとう。凪」
せめて。直接伝えたかった。
でも凪は分かってくれてる。
想いは届いてる。
それだけの絆で繋がってるって信じ合えてるから。
離れてても・・・きっと。



