添付されている写真を見て、ルイは彼女で間違いない。と何度も言っていた。

匠は、記憶にないと一言。
だいたいの社員の事は頭に入ってる匠ですら、記憶ないと言う事はあまり目立たない社員なんだろう。

しかし、それとこれは別…

「匠!」

「分かってるよ。調査して、秘書課に異動かける。今日はこれで失礼するよ、すまない」

「任した…」

『支社長、今日はこれで失礼させていただきます』

頭を下げて、匠は部屋を出て行った。
後は、匠に任せるしかない…

真剣な表情を見られたのか、ルイが匠に任せていたら大丈夫!と笑っていた。そして、呑気に、

『じゃ、蓮は俺と飲みだね?』



そう言って、俺はルイと出かけた。