「おい、涼太!結衣!
 お前らって付き合ってたのか!?」

聞き慣れてたのに
久し振りに聞いた感じのする声がした。

その声の主はもちろん雄哉先輩で…

雄哉先輩にだけは誤解されたくない!
だから否定しようとしたのに

「付き合ってませ「うん、付き合ってるよ」」

……なんですと。

ここまではまだいい。
訂正は出来る。

なのにこの後
涼太先輩は私をグイッと引き寄せ
雄哉先輩の目の前で
私の頬にキスをした。