「先輩、とうとう付き合っちゃうかも…。」

ダブルデートに行くことは
言ってあったけど
その日の話は全くしてなかったから
詳しく話した。


---話し終えると
愛依はうーん…とうなった。

「私、どうしたらいいのかな…」

「それは結衣が『どうしたい』かが
 答えなんじゃないかな?」

私が…どうしたいか…

「先輩に会うのが辛いなら
 忘れて次の恋に進むべきだし
 辛くても、それでも好きって
 気持ちのが大きいなら気が済むまで
 好きでいるべきなんじゃない?」

簡単に諦められるほどの
想いだった?
と、付け加えられて
私の中で迷いはなかった。