先輩、気付いて下さい。

その後も
2人乗りの物に乗るたび
ペアは変わることなく
お昼にすることにした。
近くのフードコートに入り
それぞれ注文を済ませた。

「あー!楽しいな!」

遊園地へ来てからずーっとニコニコの
雄哉先輩。
それは

「そうだね」

と微笑む理佳先輩が
隣にいるからだろう。

ちょっとは私の事も
気にしてくれればいいのに
なんて叶うはずのない事を考えていると