雄哉Side

朝から客が途切れることなく
ずっと忙しい。


俺も涼太も本当は午前の当番だったけど
どうしても残ってくれと頼まれて
午後になった今も
俺たちは店に立っている。

「雄哉君~♡」
「涼太君~♡」


あちこちから名前を呼ばれる
俺たちはひたすら笑顔で答える。



けど、さすがに疲れた…
そう思った時、

「大塚君、休憩入っていいよ。」

実行委員のやつに言われて
ようやく休憩に入る。
ただし30分だけだけど。