もうすでに
雄哉先輩と涼太先輩はいて
後は理佳先輩が来るのを
待つだけだった。

「はぁ~、緊張すんな~。
 理佳ちゃんの私服
 絶対可愛いんだろうな~。」

ウキウキが止まらない様子の雄哉先輩。

…ズキ

私に対しては何の反応も
なかった先輩。
そうだよね、今は理佳先輩の事しか
考えてないよね…。

「そうか?多分ワンピースとか
 そんな感じだろ?
 俺は結衣ちゃんみたいな服のが
 好きだな。可愛い。」

思いがけない涼太先輩の言葉に
らしくなく、顔が赤くなってしまった。