「153?ははっ小さいね」
「そんな小さくはないもん…吉田くんは?」
「俺?俺は178!てことは、25cm差か!」
25…!?差がありすぎるよ…。
「まぁでも良い差じゃん?ね?」
え!良い差って!?
「そ、そうだね」
照れを隠したくて思わず下を向いてしまった。
そして無言のままバス停に着いた。

買い出しを終えた。
2クラス合同ともなると買い出しの量も増える。
お互いのクラス分の物を持っているが少し重い…。
どうしよう、1回袋を置いて、
などと考えていると横から手が伸びてきた。
軽そうに私の腕にかかっていた袋を取り上げる。