嘘はもう、

「んまっ!寒いけど冷たいアイスって最高〜!」
キャラメルアイスを美味しそうに食べる柚加。
私はそれを見て微笑ましくなった。
「ねぇ、この後なにかあるの?」
「えっ!?」
「え?当たりかな?」
なんで柚加ってこう、勘がいいんだろう。
私のリアクションに何かを確定したのか、柚加は私の腕を肘でつついた。
「ほ〜らやっぱり!私には分かるんだからね?」
「…いや、あるっていうか…まぁあるんだけど」
柚加の前では何かを隠しても意味が無いと思い素直に事実が口から出た。
「この後、実は…吉田くんと帰るんだ」
恥ずかしさを堪えてスパッと言った。
「え!?超進展じゃん!いや進展しすぎてびっくり」