「あぁ」
「だから全く会わなかったんだ…」
ちょっと考えればわかる事なのに何故か言葉にしたくて言ってしまった。
なんだか恥ずかしくなり私は俯いた。
すると、
「そうだね、こんな偶然あるんだ」
と答えてくれた。
自分が口走ったことにしっかりと答えてくれた…
凄く嬉しい。
「じゃあ今日は一緒に帰ろっか。終わるの遅いだろうし、送るよ」
ちょっと照れくさそうに見えたのは私だけなのかもしれない。
だけど一緒に買い出し行けた上に送ってくれるだなんてこんな夢みたいな話ある?