すると腕から重みが少し消えた。
「あっごめん…」
吉田くんを見たけれど軽く微笑むだけだった。
しかもその微笑みでさえも射抜かれてしまうような完璧な笑顔。
何も言わずに当たり前のように荷物を持ってくれてその微笑みなんて…。
本当にこの人はリアル王子なのかな。
そんなことを考えて駅に着いた。
「大浦さんって南線?」
駅の鮮やかなライトアップに照らされた吉田くんが私に聞く。
「そ、そう!南線の双葉駅…」
「え!?双葉駅なの?」
その驚きはなんの驚きなんだろう。
「えっ、なんで?」
「あっごめん…」
吉田くんを見たけれど軽く微笑むだけだった。
しかもその微笑みでさえも射抜かれてしまうような完璧な笑顔。
何も言わずに当たり前のように荷物を持ってくれてその微笑みなんて…。
本当にこの人はリアル王子なのかな。
そんなことを考えて駅に着いた。
「大浦さんって南線?」
駅の鮮やかなライトアップに照らされた吉田くんが私に聞く。
「そ、そう!南線の双葉駅…」
「え!?双葉駅なの?」
その驚きはなんの驚きなんだろう。
「えっ、なんで?」
