なでしこ

「じゃあ、これから作らなきゃね!私もりえちゃんで1人目だし」
「うん!!」

そんな話をしながら私達は、グラウンドに来た。
グラウンドでは午前中の雨で水たまりがたくさんできていて
静かだった。


「空、きれ~い」


立ち止まり花音ちゃんが空にレンズを向けた。

空はところどころに雲があった。

「ほんとだね」
そう共感していると

「りえ~!」

私達の方へ舞が叫んで手を振っていた。
隣には髪の短い女の子が立っていた。

「もぉー!置いていったな!」

私がすねると舞が申し訳なさそうに

「ごめんごめん」
と謝った。

「その子は?」

私が舞に聞いた。

「あ、こちら加藤美希ちゃん」
そう舞が言うと美希ちゃんがペコリとお辞儀をした。

すると、舞が花音ちゃんを見て
「あっ!同じクラスの中村花音ちゃん?」
「うん!よろしく。」