なでしこ

花音ちゃんといい、舞といいちゃんとはあくしてるなぁ・・・。
それから私達はすぐに仲良くなった。

一日で二人も新しい友達が出来て私は幸せな気分になった。

これから青春を送れる気がした――。

帰りも私たちはしゃべっていた。
「あっ」
また同じ場所であの人を見つけて思わず声が出る。

「ん?」
「い、いや前もあそこにあの人いたから。」
そう私が美希ちゃんに言うと、
「あ~。秀の事?」

「知ってるの?」

「うん。一緒のクラス。中学の時になんかあったみたいで
全然人と話さないみたい。」

「ふ~ん」

何だろ・・・。ふれちゃダメだと思う気持ちと知りたいと思う気持ちが
混ざりあう。

私の心は少し曇った。