「おい待てやぁ!九条ー!!!」 「あははっ、唯ってばどこか行こうとしてるー!」 ピタリと足を止める。 "九条"と"唯" 男達の会話から、ここでのボクの名前が聞こえた。 後ろを振り返ってみると、さっきボクの近くで騒いでいた人達がいた。 この人達が、ボクを呼んでる? そういえば、昼休みだというのに教室内にはボクと男二人以外、誰も居ない。 いつもは誰かしら居るのに、何か不自然だった。