一睡もしないまま、朝が来る。 制服に着替え、いつも通りに家を出た。 ただ眠い。それだけ。 本当は晃雅の仕事だった筈なのに、何故か巻き込まれただけだった。 こんなに時間が掛かるとは思わなくて、今の結果になる。 教室に入ると、すぐに席に座り目を瞑る。 今は何もしなくていいし、こういう時に休まないと。 ボクは、騒がしい教室の中眠りについた。