無言で歩くこと3分程。 「次、どっち」 分かれ道でピタリと止まり、男に聞いた。 「…右、です」 支えながら、言われた道順を歩いていく。 ここらの通りは住宅街が広がっていた。 視界が狭い暗闇の中、人の気配は感じない。 ボク達の足音が響く。 「……なんであんな所いたの」 ふと、そう思って聞いた。