ボクのどこがビビっているのだろう。 ただ突っ立っているだけなのに。 まぁいいや、すぐ終わらせて帰ろう。 「少し痛いかもしれないけど、すぐ終わるから」 「はぁ?急に何いっ───ガッ」 「おい、どうし、……うぐっ」 他にいた男たちも一緒に、蹴りを入れて気絶させた。 そこまで強くやってないから、5分ほどで目が覚めるだろう。 伸びた男達を一瞥して殴られていた男を見る。