広叶side

王木くんがいてくれたおかげで

なんとか1日過ごすことができた

まだなんでこんなに

視線を感じるのかは分からない!

「広叶帰るぞ」

「うん」

ドサッ

下駄箱を開けたらすごい量の手紙が

落ちてきた

「うわっまじか ここまでかよ」

「私下駄箱間違えた?!」

「ちげぇーよ お前モテてんの!」

「んなわけないじゃん!!」

なんの手紙かな?あっ!またいじめかな…

王木くんにバレる前に拾わなきゃ!

「大丈夫!!私が全部拾うから!」

「バカ言ってんじゃねぇーよ 手伝うから」

「いいって!先帰りな?」

「手伝うって言ってんだろ」

「いいから!!!」

あっ少し強く言っちゃった…

「…あっそ 俺帰るわ」

怒っちゃったよね




「ごめんなさい」




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