でも、もうつなぐって決めたし。


ショッピングモールのアクセサリーの店にいる彼女に近づく、



俺は大きく息を吸って言った。


「ね!手つないでいい?」


たしかに、さりげなくとかじゃなかったけど言えた


相当でかい声だったのか周りにいた人が笑っている。


俺は少し恥ずかしかった


横目で彼女を見ると、ニコニコしていた。


「あはっいいよ!」



彼女の小さな手を包む。


つないで良かったかも。