もしも叶うなら、私はもう一度この大空に恋をする。




「……う、重い………っ」


「まぁ、自業自得だよ」



隣歩いてるなら手伝ってくれてもよくない?



ブラブラを聴いてモヤモヤしてた心は晴れたけど、お陰で始業のチャイムが聞こえなくて先生に怒られた。



そしてペナルティとして陽子ちゃんが運んでいた荷物を今度はあたしが運んで片付けることに。



近くの教室で授業してた青と会ったけど、ニヤっと笑って帰っていった。



陽子ちゃんのは手伝ったのにこの差はなんなの!?



「失礼しました……はぁ」



重い荷物を運び終えて職員室を出る。
疲れた肩をほぐすように回しながら真白が待ってるところまで歩く。



「おつかれさん」


「手伝ってくれないくせによく言うよ…全く」



自然と口からため息が出た。
重たい荷物を運んだ上に今日の最後の授業は嫌いな数学。



ほんとにため息しかでない。