もしも叶うなら、私はもう一度この大空に恋をする。




そんな青を好きになったのは一緒にかくれんぼをしてたとき。



あたしは青が知らない自分の家の倉庫に隠れた。
青は知らないから当然あたしを見つけることができなくて。



ずっと隠れてたらいきなりどしゃ降りの雨が振りだして、次第に雷も鳴り出した。



暗闇の中で1人怖くて泣きながら必死に青の名前を何度も呼んだ。



そしたら雨でずぶ濡れになった青があたしを見つけてくれてしっかりと力強く抱き締めてくれた。



青の温もりを感じたら自然と涙が止まっていた。



何度も触れてきた優しさだけどその時が一番心に染みて、青の隣が落ち着くと幼いながらも好きになっていた。



これがあたしの初恋。
この初恋はずっと続いていた。



でも青が突然姿を消してからいつの間にか心の奥にしまっていた。