「あの…入学した時から大雅先輩のことが好きです!」



梅雨入りをして、あまり天気が良くない日々が続いていたある日のこと。



その日もまた、いつもの朝がやってきて



いつもの昼休みの時。



一つ下の後輩に呼び出された俺は、告白されている最中だった。



「それで、あの、せめて仲良くしてほしいなって思ってて…連絡先、交換してくれませんか…?」



相当、勇気を持った行動だとは思う。



顔を真っ赤にして、指先も微かに震えている。