「映画、観なくていいのか?」
「今は大雅にこうするの」
そう言って離れる気はないらしい志乃。
「いつまでも慣れねぇんだな」
キスする度にそんな顔赤くして、いい加減慣れてもいい頃なのに。
まあ慣れてくれない方が個人的には嬉しいのだけど。
こうやって照れる志乃もまた、可愛くてどこか新鮮だ。
「な、慣れるわけ…ないよ……。
毎回ドキドキするんだもん…恥ずかしい、よ…」
「…なぁ、なんでドキドキするわけ?」
「わかんない、けど…大雅から触れられるといつもドキドキするの…」
顔を上げようとせず、話す志乃。
俺が触れたらって、それって男として見てるからじゃねぇの?
なんでそれをもっと志乃は考えないのか。
その前に幼なじみの壁が邪魔をしてるのだろうが、いっそのことその関係を壊してやりたい。



