ひっつき虫な彼女は幼なじみ





結局高校でも話題の恋愛映画に決め、映画館に向かう。



映画館に着くと人が意外と多く、一番後ろの席を取れたがギリギリだった。



「大雅、何か買おうよ!
ポップコーンが食べたい!」



無邪気に笑いながら俺の袖を引っ張る志乃。



「わかったからあんまはしゃぐな」
「やだよ、楽しいんだもん」



もうすでに楽しいと言い、志乃が笑った時……



「あれ?もしかして志乃…と、加藤(かとう)くん!?」



志乃の名前と俺の苗字を呼ぶ、女の声が近くで聞こえてきた。