「あなたたち、本当に仲がいいのね。
せっかくだし今日遊びに行ったら?
外もいい天気だしね。
じゃあ私は出かけてくるから〜」
母親はそんな俺たちを見て、微笑みながら話し、玄関に向かった。
ふと志乃を見れば、俺を輝かしい目で見つめてきている。
これは遊びに行きたいってことだ。
「せっかくだしどっか行くか」
「……っ、本当!?嬉しい…!」
その嬉しさを身体で表すかのように、志乃は俺に抱きついてくる。
すっかり機嫌も元通り。
「大雅とお出かけだ〜!
私ね、観たい映画があるの!
そこに行っちゃダメ…?」
ダメ?と言いながら、そんな上目遣いで見上げてきて断れるわけがない。



