「ほ、ほんと…!?
嬉しいって、本当…!?」



途端に目を輝かせる志乃。



だからそんな顔を至近距離でされたら困るんだって。



「嘘なんかつくわけねぇだろ」



「じゃあ嘘じゃない…?大雅、嬉しいって思ってくれてたの…?」



志乃の声は明るくなっていた。



「当たり前だろ。
こんな可愛い幼なじみから甘えられたらな」



俺の返答を聞いて、志乃は何も言わずに勢いよく俺に抱きつく。



すっかり明るくなって、喜んでいるのが抱きつき方でわかった。