ひっつき虫な彼女は幼なじみ





「早く準備してね?」



その後、上目遣いで俺を見てからすぐ志乃は離れた。



その上目遣い、まじで反則なんだけど。



喉まで出かかった言葉を飲み込み、俺はベッドから降りて制服に着替える。



先に志乃はリビングのある一階降りており、準備を終えてから鞄を持って俺も階段を降りた。



リビングに行けば俺の母親が作ったご飯が二人分置いており、それを志乃と食べる。



その間に母親は仕事へ行く準備をしていた。