「ならその後にでも会えばいいだろ?
そんな寂しく思う必要ねぇよ」



口では平気そうに話す俺だが、内心では色々やばかった。



とりあえず今、外であることが本当に悔やまれる。



早く家に帰って、志乃を抱きしめて、キスして。



照れた顔や笑った顔、とにかくコロコロ変わる表情が見たい。



「寂しいよ…学校終わってからすぐに会えないなんて」



少し眉を下げ、俯き加減の志乃。



「もしそうだとしても、次は絶対に断らないこと。わかったか?」



こうなったら強制終了させるしかない。
じゃないと俺が限界だ。