いつも通りの朝。 「大雅…朝だよ、起きて」 身体を軽く揺らされ、ゆっくりと目を開ける。 すると視界に映るのは、ふわりと可愛く笑う志乃の姿。 今日もまた、布団の中に潜り込んでいた。 「へへっ……」 「なんだよ、いきなり笑って気持ち悪い」 「ひ、ひどい…! でもいいもん、こんな私と付き合ってくれる大雅も大雅だもんね!」 そう言って俺にぴたりとひっついてくる志乃。