「大雅…」 「ん?」 「キス、したら…信じてくれる? 大雅の彼女に、なれる?」 その言葉といい、聞き方といい、とにかく破壊力というものがすごかった。 「そうなるな」 「……じゃ、目閉じて大雅…絶対開けちゃダメだよ…?」 どうやらそんなに俺の彼女になりたいらしい。 まあ嫌だって言っても、もう俺が許すわけねぇんだけど。 「ああ」 言う通りに目を閉じれば、志乃がぎごちなく俺の頬に手を添えた。 志乃の照れた表情が見たくて目を開けたくなる衝動に駆られるが、必死に抑える。