ひっつき虫な彼女は幼なじみ





結局、1時間丸々話を聞かされ、寝る暇もなかった俺は飛行機から降りた時、疲れ切っていた。



というのに秀紀はまだまだ元気そうで、解散した後佐野を誘っていた。



「大雅…大丈夫?」



そんな俺の心境を読み取ったのか、志乃が心配そうにして俺の元に駆け寄って来た。



それだけで疲れが吹っ飛んだ気もするが、大丈夫だとだけ答える。



帰りは俺の母親が迎えに来てくれるのため、二人で母親が指定した場所へと向かった。



するともう着いているようで、車から降りて俺たちを待っていた母親。



そして車に乗り、家へと帰る。



俺の母親がいるため、志乃は甘えてこないが表情はいつにも増して明るかった。



それもそのはず、母親は明日から出張のため、俺たちを送った後出張先のホテルに移動するらしく、そのことは修学旅行の前に聞かされていた。



ということは、志乃と二人きりになれるわけで。



だから志乃は明るいのだ。