俺より一歩後ろにいる志乃の方を向けば、頬が赤く染まっており、照れていた。 「顔、赤いな」 「大雅の…せいだもん。 大雅ばっか余裕でずるい…。 私なんか女の人が少しでも大雅に近づいたら、気が気じゃなくなるのに…大雅、全く動じないの…」 顔を赤くさせながら、少しだけ俯き表情を暗くする志乃。 俺に余裕があると思っている時点でわかってない。 志乃のことになると、どんだけ俺が苦労してると思ってんだ。 逆に他の女に対して動じるなんてことは絶対ないし、そもそも志乃以外眼中にない。