ひっつき虫な彼女は幼なじみ





その態度にさすがの志乃は泣きそうになり、怯む。



だから逆に俺が腹立つ。



けどそんなきつい言葉をぶつけるわけにはいかねぇ。



そんな三人に、俺は見せつけるように志乃の肩を抱き寄せ、満面の笑みを浮かべた…つもり。



「すいません、彼女いるんでそういうのは無理です。それじゃあ失礼しますね」



そういうのうざい、という言葉を飲み込んだだけマシだと思う。



呆然とする三人に、顔を真っ赤にする志乃。



さっきまでの泣きそうな顔はどこにいったんだと思いつつ、俺は志乃の腕を引いて歩き出した。