ひっつき虫な彼女は幼なじみ





とりあえず断ろうと思ったが、先に志乃が口を開いた。



「だ、ダメです…!
大雅は、私のだから、ダメです…!」



怖いのだろうか。



俺の服を掴む手の力を強め、心なしか声は震えていた。



それでも必死で三人を睨むその姿は誰がどうみても可愛いと答えるだろう。



三人はしばらく黙って呆然としていた。



と思ったら、馬鹿にしたように小さく笑いだした。



「大雅くんって名前なんですね…!
名前までかっこいいなぁ」



一人に至っては完璧スルーだ。