ひっつき虫な彼女は幼なじみ





ーーー「ちょ、大雅!聞いてくれよ〜」



部屋に戻れば秀紀が起きていて、明るい口調で話しかけてきた。



それは想定内だったが、少しうざい。



「俺、亜美ちゃんと付き合えることになったぞ!
両想いだったんだ!ロマンチックじゃね!?」



「そうだな」
「おい、棒読みすんなよー!」



「うるせぇ。
第一いきなり大胆なことしすぎなんだよお前」



大胆なこと、と遠回しで言ったが、秀紀には伝わったようで嬉しそうに笑った。



「なぁ、やっぱり目立つかなー。
目立ってくれるかなー」



いきなり独占欲を発揮する秀紀。



「さあ?
まあ佐野なら隠そうとするかもな」



「え!それだと意味ないじゃん!」
「知るか、俺に聞くな」



「うわーどうしよう!
何箇所にもつけとけば良かったかなー」



いきなりそんなことされたら佐野のことだ、何か思うだろう。